不動産テック協会とGeolonia、不動産オープンIDのホワイトペーパーを無料公開

2023.03.27UP

不動産とテクノロジーの融合を促進する一般社団法人不動産テック協会(代表理事:滝沢 潔、巻口 成憲、以下、不動産テック協会)と位置情報に関するシステム開発会社である株式会社Geolonia(本社:東京都文京区 代表取締役社長:宮内 隆行、以下、Geolonia)は、不動産情報を活用したサービス連携をスムーズにするためのソリューション『不動産オープンID』について、過去3年間の開発状況をまとめたホワイトペーパーを共同で作成し、無料で公開することを発表しました。このホワイトペーパーには、日本の住所制度や行政によるIDの取り組みについての説明も含まれています。

 

不動産テック協会、Geolonia と共同で不動産情報の共通 ID 付与の取り組みを開始

 

不動産オープンIDの取り組みについて

不動産に関する情報は不動産テック企業各社において、「住所」や「物件名」などで物件を特定して管理されています。
しかし、「住所」や「物件名」の表記方法が統一されていないため、同一の物件の住所でも「三丁目」と「3丁目」といった表記ゆれや誤入力が発生しており、同一物件の特定が難しく、各社が持つ不動産情報の連携が困難であるといった課題があります。
こうした課題を乗り越え、生活や企業活動のうえで有用かつ必須な不動産情報の利用可能性を広げるため、私たち不動産テック協会とGeoloniaは共同で2020年7月より、「不動産オープンID」プロジェクトをスタートしました。

不動産オープンIDとは、異なる不動産テックサービス間での、不動産情報の共有を容易にするためのIDです。
このIDを活用することで、不動産テック企業同士の連携が進むことが期待できます。
すでに200社を超える不動産テック企業および不動産会社に利用されていますが、さらなる普及に向け、不動産テック協会とGeoloniaは共同でホワイトペーパーを作成しました。
このホワイトペーパーには、不動産業界におけるIDの重要性や、不動産オープンIDの利用方法について詳しく解説しています。
また、日本の住所制度の歴史や、その課題についても詳細に解説をしています。2021年から始まった行政による不動産IDの取り組みについても解説しており、不動産業界に限らず広く知っていただける内容となっています。

ホワイトペーパーを無料で広く公開することで、現在の住所制度の課題、不動産に固有のIDをつける重要性や、不動産オープンIDの利用方法について、より多くの人々に知っていただき、不動産テック業界の発展に寄与することを目的としています。
ホワイトペーパーは、不動産テック協会のウェブサイトからダウンロードいただけます。

ホワイトペーパーダウンロードページ

協会サイトのナビゲーション「サービスの紹介」の中にリンクを設けております。
また下記が「ホワイトペーパー」のページとなります。ページに遷移いただき、ホワイトペーパーをご覧ください。

https://retechjapan.org/white-paper/

法人概要

団体名  :一般社団法人不動産テック協会
代表理事:滝沢 潔、巻口 成憲
URL :https://retechjapan.org/
本社  :東京都渋谷区宇田川町3−36 ワールド宇田川ビル5階B号室
設立  :2018年9月
活動内容:
・不動産テック(不動産×IT)業務に関する調査研究及び情報発信
・不動産テック(不動産×IT)業務の標準化及びルールの確立
・不動産テック(不動産×IT)従事者等の育成・指導
・ビジネス機会創出のための各種活動
・国内外の関連諸団体等との情報交換や連携・協力のための活動とイベント開催
・国及び地方公共団体等に対する協力並びに建議及び要望
・前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業

会社名:株式会社Geolonia
代表 :宮内 隆行
U R L : https://geolonia.com/
本社 :〒112-0011 東京都文京区千石4丁目15-7 YNビル4階
設立 :2019年9月
事業内容:
・位置情報に関連するクラウド事業
・デジタル地図の開発・運用事業
・各種データ販売

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