不動産共通IDおよび住所正規化サービス正式版の無料提供を開始~国の不動産ID戦略とも歩調を合わせていく方針~
2021.10.29UP
一般社団法人不動産テック協会は、位置情報に関するシステム開発会社である株式会社Geoloniaと共同で、不動産に関わる全ての業界の情報連携を目指し、国内の土地や建物等の不動産情報に対して共通IDを付与する「不動産共通ID」正式版を2021年10月29日(金)から提供開始しました。
不動産共通ID特設サイト:https://retechjapan.org/common-id/
※不動産共通IDは、原則、無料での提供となります。 緯度・経度を応答する有料APIは、今後、提供予定となります。
国土交通省において検討されている「不動産ID」のルール整備と今後の方針について
国土交通省において検討されている「不動産ID」のルール整備については、第一回の検討会から不動産テック協会の理事が参加し、業界の実態や技術的な側面について提言をしています。
複数のIDが乱立することによりユーザーが混乱する事態を避けるため、不動産テック協会は、国が主導する「不動産ID」のルール整備および普及に対して、全面的に協力をしていく方針です。
「不動産ID」のルールが整備された後、不動産テック協会からは「不動産テック協会主導の不動産共通ID→国土交通省においてルール整備が検討されている不動産ID」に変更できるプログラムの提供をしていきます。
また同時に、これまで「住所→不動産共通ID」を返答していたプログラムに修正を加え、「住所→不動産共通ID+国土交通省においてルール整備が検討されている不動産ID」を返答するプログラムの提供を目指していきます。
不動産テック協会の目的は、自協会のIDを普及させることではなく、不動産にIDが付与されることで、不動産業全体のDXが推進されることです。今後も、国土交通省と緊密に連携を取りながら、IDの普及を推進して参ります。
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