不動産オープンID

「不動産オープンID」とは、住所や物件名など、不動産情報を活用したサービス連携をスムーズにするためのソリューションです。
不動産業界だけでなく、物流業界や行政などにも幅広く応用することができるインフラとなります。

「不動産オープンID」は、各社で管理方法や管理表記の違う不動産情報に対して同一の物件を示す共通のIDを付与し、同じIDがレスポンスされる特化技術です。

不動産オープンID概念図

3つの特徴

データ連携にかかる
コストが大幅削減

不動産オープンIDにより、表記ゆれがある住所と物件名が入力されても、物件を特定することが容易となり、住所や物件名など不動産情報のデータ連携にかかるコストが大幅に削減されます。

活用例について詳しく見る

原則無料で
ご利用いただけます

不動産オープンID APIの利用は、原則、無料となります。
ただし、正規化された住所や建物名を取得するAPIは、有料での提供となります。

料金プランについて詳しく見る

APIでご提供
いたします

不動産オープンIDは、API(Application Programming Interface)での提供となります。
登録者には、専用サイトのIDとパスワードが配布され、APIキーと仕様書などが閲覧できます。

利用申込みについて詳しく見る

取り組み

不動産オープンIDは、不動産テック協会と株式会社Geoloniaの共同開発により実現しました。不動産オープンIDは、住所が関わる日本の事業全体にイノベーションを起こし、様々な課題を解決することができる特化技術です。今後も、我々不動産テック協会と株式会社Geoloniaは、不動産の基盤データを構築していくことで、不動産業界全体における情報連携を推し進め、データ活用の幅を広げてまいります。

開発組織

代表理事
滝沢 潔
(株式会社ライナフ 代表取締役社長)
巻口 成憲
(リーウェイズ株式会社 代表取締役)
URL
https://retechjapan.org/
設立
2018年11月

不動産とテクノロジーの融合を促進し、不動産に係る事業並びに不動産業の健全な発展を図り、国民経済と国民生活の向上並びに公共の福祉の増進に寄与することを目的とした一般社団法人。不動産テック(不動産×IT)業務に関する、調査研究及び情報発信、標準化及びルールの確立、従事者等の育成・指導といった事業を展開している。

代表
宮内 隆行
URL
https://geolonia.com/
本社
東京都文京区千石4丁目15-7 YNビル4階
設立
2019年9月

位置情報基盤を通じて、社会が抱える様々な課題を解決できる企業を目指すスタートアップ企業。IoT、スマートシティーなど、国、自治体、企業のDXが進むにつれて重要な「地図」「地理空間情報」「ロケーションデータ」の分野で、ウェブ地図提供事業、位置情報開発支援事業、ロケーションプラットフォーム事業を展開している。

ブログ
https://news.propid.jp/

開発に携わっているGEOLONIA(ジオロニア)社のエンジニアによる「不動産オープンID」の開発ブログです。アップデートをした際のリリースノートを掲載さしていますので、ぜひご覧ください。

活用例

「不動産オープンID」の整備は、行政においても長年の課題でした。「不動産オープンID」は、各社で管理方法や管理表記の違う不動産情報に対して同一の物件を示す共通のIDを付与し、同じIDがレスポンスされる特化技術によって、以下のような課題を解決します。

最新の住所取得による業務効率の向上

課題

誤った住所や古い住所で登録されている物件が多く、郵送物が返ってきてしまう。調査し再送するのに人的コストがかかる。

「不動産オープンID」を活用すると…

不動産オープンIDにより「正しい」「最新の」住所が手に入るように。これにより、スムーズに郵送物が届けられ、業務効率が向上。

修繕履歴の一元管理が可能に

課題

不動産の修繕履歴がどこにも残っておらず、中古不動産流通の阻害要因となっている。

「不動産オープンID」を活用すると…

不動産オープンIDによって、工務店や施工会社が修繕履歴を集約。
これまで不可能だった建物の修繕履歴の一元管理が可能に。

空き家物件の特定

課題

社会問題となっている空き家問題の調査はアンケートで実施されており、正確な実態調査が出来ていない。

「不動産オープンID」を活用すると…

国が大量に持つ衛星画像の夜間光街画像を参照し、夜間に灯がついていない(=空室の可能性が高い)物件を、不動産オープンIDと緯度経度から特定。全国のどこに空き家があるか分かるように。

プラン内容と料金

不動産オープンID APIは、原則、無料でご利用いただけます。
無料プランでは、不動産オープンIDおよび、正規化された住所・建物名が取得できます。
有料プランでは、緯度・経度も取得できるようになる予定です。

図:プラン比較

料金プラン

無料プラン
  無料プラン
  協会 会員 協会 非会員
料金 無料
アクセス
上限回数
1万回/月まで無料
それ以上は利用不可
データ
取得範囲
エンド
ポイント名
不動産オープンID API
入力 住所文字列
(建物文字列)
出力 不動産オープンID(統合確認)
有料プラン
  有料プラン
  協会 会員 協会 非会員
料金 月額1万円(税込) 月額5万円(税込)
アクセス
上限回数
1万回/月まで無料
それ以上は1円/回
データ
取得範囲
エンド
ポイント名
不動産オープンID API
入力 住所文字列
(建物文字列)
出力 不動産オープンID(統合確認)
正規化済み住所
建物名(一部)
緯度経度

利用申込み

不動産オープンIDは、API(Application Programming Interface)での提供となります。
ご利用の際は、下記の「不動産オープンIDアカウント発行フォーム」からアカウントを発行してください。
登録者には専用サイトのIDとパスワードが配布され、APIキーや仕様書などが閲覧できるようになります。

  1. 「不動産オープンIDアカウント発行フォーム」からアカウント登録
  2. 審査
    (3日程度)
  3. 専用サイトへの ログインIDと仮パスワードが 発行される
  4. サイトへ
    ログイン
  5. APIキー、仕様書などが閲覧可能になる